クリスマス礼拝が終わった。今日は午後のスケジュールは何もなく、久しぶりに子供達と時を過ごした。本日のサンディエゴの天気は快晴!ブルースカイ!汗ばむ陽気。そこで、いつも私の視界に入っていて「登ってみろ、登ってみろ」とアピールを繰り返してた山に登ってきた(家内には日ごろの働きに感謝して一人、留守番をしてもらい、子供達は私に任せなさいとばかりの山登りとなった)。

我々の足取りは最初、軽やか。しかし、あせりだしたのは、その途中。あそこが山頂かと思って登ってきたところが、まだ山の中腹にもなっておらず、はるか彼方に米粒大のハイカー達の姿が見えた時・・・。しかも、この山、トレイルはあるのだが、なかなかワイルドな道が続く・・・。私が共にいるのは、気まぐれな7歳、5歳、2歳のチビッコ・ギャングたち・・・。


それでもどうやら我々一行は山頂まで登った。特に次男坊のがんばりには「ほぉ-お主、なかなかやるなー」と意外な彼の一面を発見。し、しかし、帰りが甘かった。次男の足取りはだんだんとスローになり、そしてやがて立ち止まった。そして、一言、私がその時、最も聞きたくなかった言葉が彼の口から発せられた。
「ね・む・い・・・」
「・・・・」
私は彼をかつぎ、娘の手を取り下山した。途中、ヘリコプターが頭上を飛んでいったのだが、こんな父子の姿を見て、あわれに思った人が通報してくれたのではないかとフッ思ったのだが、ヘリはただ轟音を響かせて去っていった。
なんとか平地に着いた時、私は生還したと思った。彼らがズルッとこけた総数、おそらく432回。スヤスヤ眠る息子を抱えて歩いた時間、42分。往復2時間27分の山登り・・・、いいや、これは山登りと言ってはいけない、それは立派な登山であった。
マック
追伸:「なんで、クリスマスを前にして登山なの、マックさん?」と怪しく思われるあなた、それは「あの歌」を山頂で歌うためです。
Go, tell it on the mountain,
Over the hills and everywhere
Go, tell it on the mountain,
That Jesus Christ is born.
メリークリスマス!