以前、「I Love You と日本人中年男性(つまり、ワタシのこと)の関係」について、書かせていただきました。一言で言えば、私達、日本人男性にとって「I Love You」と口に出すことは、とてもチャレンジグなことであるということであります。
この傾向というのは日本人のみならず、多くの東洋人にも当てはまるようでして、私達モンゴロイドのDNAにはそうやたらめったらこの言葉は言ってはならぬというようなものが組み込まれているのかもしれませぬ。
でも、ここはアメリカ合衆国。子供を学校に送っていけば、あちこちで親と子のハグ、ホッペにキッス、そして最後は決まって、絶対に「アイ・ラブ・ユー」。日本と韓国の血を引いた私達の子供達も必ずやこの光景を見ているはずでして、そして彼らもアメリカンでありまして、やはり、なぜグレンやサマンサのお父さんやお母さんは「I Love You」と言うのに、ボクのワタシのパパやママはそう言わないんだろうなどと子供達もけっこう寂しい思いをしているのではないかと、常日頃、私達夫婦も感じていたのであります。
郷に入っては郷に従え!
When in Rome, do as the Romans do!
そこで「三十路終了間際、男は黙って背中で語れ、腕白でもいい、たくましく育って欲しい(これは関係ない」的な環境に生きてきたワタクシは奮起しました!最近は彼らがベッドに行く時に「アイ・ラブ・ユー」(そう、あの永ちゃんのように・・・冗談)と言って、彼らを抱きしめるようにしました。そうしたら、彼らもやっぱり嬉しいようで、「I Love You」と言いいながら、 嬉しそうな顔してベッドに行くようになりました。
昨晩も、いつものように長男にハグして「アイラブ・ユー」と言うと、彼もすかさず小さな体で私を抱きしめて、ワタシの耳元でこう言い返してきました。
「愛してるよ」。
・・・・・・。
マック
追伸:これと同じ体験を田口壮選手もしたようです。でも、彼の場合、奥さんとの電話を切る時に「愛しているよ」と言っていることを(田口さん、偉い!)、子供が聞いていて、この息子さんと電話を切る時に、息子さんが「愛しているよ」と田口さんに言ったということです。
田口さん曰く「常に耳をそばだてている寛は、それを「電話を切るときの挨拶」だと思い込んでいるのでしょう。いつか出会う大切な人に、その言葉はきっちり取っておきなさいね」。
私も同感。息子よ、日本語でのアイ・ラブ・ユーはおとうに使わないでいいから、大切にしておきなさい。
提案:我が同胞、日本人の男達よ!照れずに解放されようではないか。奥さんは、子供達は私達の愛情表現を待っているよ!黙ってちゃ、やっぱり伝わらんよー!