北は世界自然遺産の知床半島。
その北側の切立った羅臼の岸壁の下には深い海があるという。そこはオホーツクから寄せる冷たい海流がぶつかり、また知床の山々からもたらされる清流とが混ざり、とても栄養豊富な場所となっているという。そこで育ったホッケは脂がのり、まさに絶品だという(ちなみに半島の南側で取れたホッケの値は半分だという)。
昨年末、その羅臼産の貴重な「寒風一夜干しのホッケ」をいただき、これが「世界遺産の味なんだぞ」と子供達に説明しながら(そう言われても、彼らにその意味が分かるまではあと10年は待たなければなりますまい)、美味しくいただいた。
豊後に「関サバ」、「城下かれい」があれば、知床には「羅臼のホッケ」あり!
よい漁場は深く、激しい海流が流れ、極寒であるということ、しかし、そこに天来の清流が流れているということ、それらの環境がブレンドされて育ったゆえに、脂にのった美味いホッケが獲れるということ。これは人間にもいえるのではなかろうかと思わされた次第です。私は一応、牧師ですから「羅臼のホッケ」から、思いは「天にまで」およびます。
Sol Deo Gloria! マック