ディオフ。
家内と映画「PRECIOUS」を観にいく。80年代、NYのハーレムにすむ16歳の少女の物語。目をそむけたくなるような、吐き気をもよおすような世界。その壮絶な内容に、さっきまでこの映画のことはブログには書かないほうがいいなと思っていた。
しかし色々と思いめぐらすうちに、これは聖書の中の出来事ではないかと思わされた。昨日もある方々とそんなことを話したのだけれど、この映画に描かれているようなことは、聖書にも書かれている。そのような意味において、もし聖書全てを画像にしたら、その多くはR指定になるだろう。聖書は人間のきれいごとを書いているのではなく、人間の赤裸々な姿を容赦なく記しているのだから。
この映画の主人公の名前が「PRECIOUS」というところに救われる。聖書が記しているように、一皮向けば鬼のような人間を「PRECIOUS ONE」と呼んでくださる存在がいるということに希望を見出すように。
マック