去る水曜の晩、日本の岩手で被災地のグリーフケアーをしていらっしゃるアメリカ人のニールセン宣教師ご夫妻が教会に来てくださって、その活動の報告してくださいました。先生ご夫妻はあの311までは愛知県で教会を牧会していたのですが、311後すぐに現地に入り、以来、かの地でそのはたらきを続けてこられました。また来年三月には岩手に戻るということです。
また先日訪れたカナダでは札幌で40年あまりも宣教活動をしておられた南アフリカご出身のシュミット宣教師ご夫妻に出会い、最後の晩はご自宅に泊めていただきました。南アフリカと北海道に共通点を見つけることは簡単なことではなく、しかしながら先生ご夫妻は文化風習が全く異なる札幌を愛し、ご自身の人生をかの地に注いでくださいました。
ニールセンご夫妻もシュミットご夫妻も日本語がほんとうに上手で、その一言一言がなんとも優しく、とても丁寧であることに驚きました。あらためて自分の日本語はなんて雑で、ぶっきらぼうなのかと頭が下がりました。
先生ご夫妻はきっと数えきれないほどの御苦労を経験されたと思います。しかしながら、そのお顔にそのような影は微塵もなく、いつも笑みを浮かべながらお話くださった穏やかなお顔が心に残っています。
マック
追伸:先生方は何か手にとって触れる物を売り込むためにその地に生涯を捧げたのではなく、見えないお方を人々に示し、そのお方を伝えるためにその地に住んだのです。こんなとんでもないことを可能にしてしまうこと、それを私達は信仰と呼んでいます。