ある賢明な老説教者が、ある大学の卒業式に臨席して説教をした。彼は説教が終わった後、卒業するクラスの学生たちと語り合うため構内をぶらついた。そして、ロバートという才気すぐれた年若い卒業式に話しかけた。
「君の将来にたいする計画は何かね」「ぼくはすぐ法学部の大学院に行くつもりです」「それからどうするかね、ロバート君」「はい、結婚して家庭生活を始める計画です。その上でぼくは弁護士を開業し安定した生活をたてます」「ロバート君、それから?」「率直に申し上げねばなりませんね。ぼくは弁護士業によって莫大な金を儲け、それをもって、多少早めに引退し、多くの時間を世界各地への旅行に使いたいと思っています。そういうことが、ぼくのいつもしたいと考えていることです」。
しかし、説教師はさらにほとんどうるさいほどの追及を加えた。
「それからどうなるのかね、ロバート君」「はぁ、これがぼくの計画の全部です」
説教者はあわれみの気持ちと父親のような思いやりのこもった面持ちで言った、
「君、君の計画はあまりにも小さすぎる。それはせいぜい七十五年か百年の範囲でしかない。君は、神を含むほど大きく、永遠を抱合するほど遠大に人生の計画を立てなければならい」。
M Lキング著 新教出版社 『汝の敵を愛せよ』より
『あなたの若い日に、あなたの造り主を覚えよ。悪しき日がきたり、年が寄って、「わたしにはなんの楽しみもない」と言うようにならない前に・・・』 聖書:伝道の書12章1節
ただいま、南カリフォルニアでEquipper Conferenceがもたれ、多くの学生がバイブルの言葉に心の耳を傾けています。主の御声を聴き、己が生涯で目指すべきこと、神が一人一人に与えている使命を見出す者が起こされますようにお祈りください。
マック
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