映画「Farewell」(さようなら)と辛い真実

▶︎ 主を思う・・

2019年に公開されたこの映画「Farewell」(さようなら)は、Based on a True Lie (本当の嘘に基づく話)という字幕で始まります。

Based on a True Story(事実に基づく話)の反対の意味ですが、“嘘の話”だという意味ではありません。本当の話だけど、嘘をつく話です。

これ以上書くとネタバレになりますので、あらすじなどは下記の公式サイトを参照してください。

<辛い真実>

ここアメリカでは、死を宣告します。本当のことを言わなければ、後で訴えられることがあるからです。

私たちの長年の友人が膵臓がんで亡くなりました。私たちよりずっと若い女性でしたが、あと3か月と死を予告されました。

予告されてすぐに、私たちは、彼女と電話で話ました。彼女は、“まだ、やりたいことが残っているよ~”と泣いていましたが、きっちり3か月後に天に召されていきました。

私は、いつも、子供たちに決して真実から目を離してはいけない。現実に対峙しなさいと教えてきました。

きちんと現実をとらえることができなければ、私たちは前に進むことはできない。その場かぎりの嘘やごまかしで生きつづけることはできないのだと伝えてきたのです。

でも、時には、つらい時があります。

<私も嘘をつきました>

そんな私にも嘘をつかざるを得なかった時がありました。

父が亡くなって、3か月ぐらいたった時、あの気丈な母が危篤になりました。血圧がどんどん下がってきて、もうこれ以上だと死ぬと言われました。

医者も手をつくし、これ以上は何もできないという時、母はうわごとをいうようになりました。“お父さんはどこ?どこにいるの?”というのです。

そばにいた姉たちはどう答えていいかわからずに、部屋から飛び出してきて、私に母のところに行けと言ったのです。

母は、しばらくまどろんでは、目を開けて、“お父さんはどこ?どこにいるの?”というのです。

私もどう答えていいかわからず、“そんなことはいいから、少し休んで”と言い続けましたが、ついに、“お父さんは応接間でテレビをみているから、心配しないで、休んで”と私は嘘をつきました。

その晩は、母は生死の境い目をうろついていたのです。私が、3,4度、嘘をついて後、母は安心したように眠り、生き返ったのです。

今考えると、私は、必死でした。ペテロがイエスを否んだ時、どんどんその否認が強くなったように、あたかも本当に父が応接間でテレビをみているかのように告げたのでした。

あの時、私は、母に父の死を知らせることはできませんでした。もし、本当のことを言ったら私たちは、母を失っていたかも知れないのです。

<主の真実>

『イエスは彼に言われた、「わたしは道であり、真理であり、命である。だれでもわたしによらないでは、父のみもとに行くことはできない。」(ヨハネ14:6)

主は真実です。イエスさまは、偽りをいうことができません。イエスさまご自身辛い十字架の道を歩まれました。本当のことを語った為に憎まれたのです。

本当のことを言うと嫌われるので、日本では物事をはっきり言うのをさけます。でも、例えどんなにつくろっても真実は動かないのです。

イエスさまは、天の御国に私たちの住まいを用意してくださると仰いました。それは、真実です。神の真実です。だから、私たちは、死を怖れません。だから、さようならは、笑顔で言うことができるのです。

アメリカの子供たちがふざけて言う別れの言葉に、See you later alligator … In a while crocodile! というのがあります。“又後でね、アリゲーターさん、、、そのうちにね、クロコダイルさん!”(アリゲーターとクロコダイルはワニの種類)

「イエスは言われた。『わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じるものは、死んでも生きるのです。』」(ヨハネの福音書 11:25)

ロバート・イー


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Posted by SANBI.us