廊下にて

病院の廊下の長椅子。

一人のおじさんが横に座わる。

「いやー、血糖値が530で

今日から一ヶ月、

入院になっちゃったよ」。

私は糖尿病に詳しくない。

でも「530」という数字は、

聞いたことがない。

おじさん、本当なのかい?

嘘じゃないのかい?

身の上話が始まる。

そして突如、腕相撲をしよう、

今しようということになり、

廊下で右手、左手対決。

どちらも勝たせていただく。

すると

お宅の身長は?

体重は?

と聞いてくる。

答えると、

「西田敏行ってお宅ぐらいの体格かね?」

今、巷ではやりの「質問力」

これぞ質問力!

でも、なんでまた浜ちゃんなの。

けっこう楽しめました、この会話。

色々と張り詰めている時、

あのおじさんは神様から送られてきた、

ボプ・ホープ

おじさん、

血糖値が下がること

祈っているよ。

つかの間のホッと一息タイムを

ありがとう。

マック

追伸:昔、こういう楽しいおじさんが必ず近所にいたものです。でも、最近、絶滅の危機にさらされています。

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廊下にて」への4件のフィードバック

  1. きっと、このお父さんも、マック先生と一緒にいることで、ホッと深呼吸できたんでしょうね。
    マック先生。
    お母さまと過ごす一瞬一瞬が、天国で流れている時のようでありますように。お祈りしています。

  2. 近くの肉屋で串かつ¥70を買ったんだ、老夫婦でやってる感じで閉店の片付けの最中だった、「もうおしまいなのに、すみませんね」って言って二言三言会話して串かつをもらって、歩きながら食べようと袋を空けたら、エビフライもおまけで入っていたよ!そんな事一言も言わないし、全然気づかないうちに、サッと袋に入れてくれたんだね! 粋っていうのかな、都会もすてたもんじゃないね、コンビニではこんな事ないよ!

  3. パスターの、お袋さんに対する感謝と愛情には、いつも頭が下がります。パスター自身が擦り切れることのないよう、俺も祈っています。
    んでさ、このおじさんは恐らくパスターのことを同病の同胞かもしれぬと期待を抱いて話しかけたんじゃないの?
    かつて、アントニオ猪木が俺らと同じ39歳の時に糖尿病が発覚して、お医者さんに「このまま、ほっとけば失明しますよ」と言われた時の数字が600寸前だった筈だから、このオジさんが即日入院を言い渡された時の厳しい言われようも想像はつきます。
    「アルファはうす」さんも、おっしゃってるけど、このおじさんはパスターと、じゃれてる時間にかなりの幸せを感じてたと思うよ。しかも、浜崎伝助の如き体躯のパスターの一滴も酒を飲まない生活ってなあ、おじさんにとっては、それは新鮮で興味深い話しだったでしょう。
    それとですね、パスターは都内の何処かは特に明かしてないけど、このオジさんに関しては、江戸川区の小岩の人じゃないかと私は勝手に思います。私の経験だと、小岩の男は、強弱関係なく、とにかく、腕相撲をやりたがるのだわさ。

  4. アルファはうす師
    ありがとうございます。不思議なおじさんとの時間、あちらも不思議な男と思ったのかもしれませんね。もっと色々なことをお話したかったです。
    さんぼ
    ほんと、それはコンビニではありえないね。今回、近所の商店街をちょっと歩いたけど、けっこういい雰囲気だったよ。なにか温もりを感じるね。
    たしん
    そうかー、同胞かと思ったのかもね。やたらとこちらの体重とか身長を気にしていたからね。それと、そういえばこのおじさんも医者から「あなたはプロレスラーじゃないんですよ」って言われたって言っていたよ。出身はどこだったのだろうか。病院は板橋にあるんだけど、もしかしたら、ほんとに小岩から来たのかもな。

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