ハチマキ

ハチマキをしている人を見なくなった。

小学六年生の時、

「お宅の息子の成績は問題です」と言われた母親が

「成績を挽回しないとラブを手放します」と言い出した。

ラブとは僕の大事な妹のようなダックスフンド。

この人生最大の危機に対して

その晩、はじめて僕はハチマキをまいて机に向かった。

成績はたいして上がらなかったと思う。

でも、その時、何か「ここぞ」という時はこれでいこうと思った。

なのに長い間、僕自身ハチマキをしていないということに気がついた。

久しぶりにハチマキをまいてみよう。

マック

 

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