九州

今回の訪日は東京を通り越して九州のみになった。私は九州に住んだことはないが(厳密に言うと、沖永良部島は九州だけれど、ちょっと違うなー)、その自然の豊かさには感動した。

南カリフォルニアの街中には椰子の木が揺れている。でも、少し東に行けばガラガラヘビやサソリ、コヨーテが住んでいる荒野がどこまでも続く。そこには木々は生えておらず、あるのはサボテンだけ・・・。

そんな環境に暮らしている者にとって九州の森は特別なものだった。なにせあの濃いグリーンをサンディエゴで見ることはできない。一両編成の電車で湯布院や九重の辺りを通ったが、いたるところに生命の躍動を感じた。一歩、森に入れば、きっと私は蚊の餌食となり、蜘蛛の巣が頭にからみつき、蝉の鳴き声に圧倒されることだろう。そして、いたるところに田んぼがある。埃っぽい乾燥した大地ばかりを見ている者にとって、この緑のジュータンは新鮮だった。帰宅してからの食卓でも、誰もが聞いたことのあるセリフを息子に話した。「おいおい、君のお茶碗の中に残っている米粒、それは、あの田んぼで一生懸命に育てられたものだぞ。残したらだめだ」。説得力ある言葉に彼の茶碗から米粒は完全に消えた。

そして、あちこちで見かける清流!私は小学校時代の多くの時代を栃木の川で過ごした。手づかみで魚をとることの興奮と喜びがまだ私の手には感触として残っている。でも、そんな戯れはもう関東の川ではできない。なぜなら、川岸が全てコンクリートで固められているからだ。でも、九州の川は違った!川岸はどこも藪で覆われていて、手づかみで魚を取ることを喜びとしている者には楽園に見えた。人の手が入っていない川があんなにあるとは!

全然違う環境を訪ねてみるというのは、とても刺激になることが分かった。そして、今、ふり返ってると、ちょっと癒し系の休暇だったようだ。

マック

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九州」への3件のフィードバック

  1. 初めまして。サンディエゴで日本人のクリスチャンの友達が欲しく検索していたら、ホーリネス教団の通信員報告のページに辿り着き、マックさんのブログへやってきました。私も九州出身(長崎)です。実家へ帰った時は、本当に日本の山の美しさに感動しました。それまで登山は大嫌いだったのですが、今は、山下清ではないですが、おにぎりとお茶を持って山頂でパクッとしたいもんです。

  2. 私はバリバリの美術大学生だった15年ほど前に東北の山々を見て、日本の山は、つくずく水彩画の味わいよなあ、と思いました。油絵じゃねえなあ、ってカンジでした。

  3. Jenさん
    はじめまして!コメントをありがとうございました。SD在住なのですね!いつかお会いできたら嬉しいです。その時は山下清スタイルで登山にでも行きましょうか。
    たしん
    そうだよな。確かに油絵じゃないよな。でも、なんでだろう?誰か言葉で説明できますかね?

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