昨日、突然参上したたしんはフィラデルフィアにあるAOI(あおい)という日本食レストランで店長兼、板前さんをしています。ということで、スゴイ土産を持ってきてくれました。
昔、私は彼に「イクラ5粒でご飯を5杯食べたことがある」と言ったことがあります(これはホントの話で、小さい頃、貴重なイクラをいただいた時、もったいないので一粒を噛んだ瞬間にごはんを一気に口に入れることにより、5粒で5杯を食べたのです)。たしんは今でもそれを覚えていて、業務用のイクラを一キロ持ってきてくれました。我が家の家族は皆、訪日中なので、今朝は二人でそのイクラを丼にたっぷりとのせていくら丼にして食べました(妻よ、子達よ、スマン。お主らがイクラ好きなのは知っている)。5粒5杯の私にはもったいない話で、夢のような朝食になりました。
そして、我らはメキシコに行きました。アミーゴ達との愉快なかけひきをしながら、これまた美味くて安いタコスを堪能しました。我々のお腹の中にはイクラとタコスという日墨の味が混在しており、なかなか国際的な朝昼食となりました。
しばし、ラテン世界を愉しみ、ボーダーはいつも混むので午後早めに国境に向かったのです。そして、イミグレーションの窓口を通りぬけようとした時、私はおもわぬ事態に直面しました。それはアメリカに帰るにはパスポート以外にグリーンカードがいるという事実でした。しかし私のポケットにはパスポートしかなく・・・。イミグレーションのオジサンは「我こそはアメリカ合衆国の門番である!」というような表情で厳しく、罰金を払うか、誰かにここまでグリーンカードを持ってきてもらえと言うのです。
罰金はいい、でも、そのために並ぶ長蛇の列の前をたった今、我々は「君達、こんなに暑いのに大変だね」というようなことを話しながら歩いてきたのです。あれに並ぶなら今日、夜9時15分発のたしんの飛行機に間に合わなくなるかもしれません。しばし、たしんと作戦会議。結局、彼が国境を抜け、アメリカに帰り、私の家に行き、私が隠しているグリーンカードを探し出し、帰ってくるということになりました。たしんが去ったのが2時過ぎ、4時に国境入り口で会おうという約束をして・・・。

しかし、時間になってもたしんは来ません。私はといえばたくさんのメキシカンの皆様に囲まれて、鉄格子にへばりつき、入国してくる群集の中からたしんを見つけようとしました。でも、彼は来ません。心の中では「走れメロス」の筋書きを思い出したり、「Born in the East LA」という懐かしい映画の結末は何だたっけと考えたり、まさしく祈りつつたしんの帰還を待っていたのです。
そして、5時40分が過ぎた頃だったと思います。たしんが彼方で係員の人と話しているのを見つけました。私は鉄格子によじ登り、なりふりかまわず「たしーん」と大声で叫んだのです。たしんがそれに気がつき歩み寄ってきた時には、彼の顔が輝いて見えました。かくして我々は(私は)メキシコから生還できたのです。
たしん、遥か東海岸からサンディエゴに来て、アメリカーメキシコーアメリカーメキシコーアメリカと二度も外国を行き来させてしまって本当にスマンカッタ。今頃、君は飛行機の中だろう。非常に濃い一日に爆睡しているのではないかと想像している。
まさしく今日のような出来事は10代の頃に起こるべき出来事であり、それが妻子を持つ我々に起きたということも、我々らしくていいではなかろうかなどと無責任にも今、感じてもいる。たしん、明日からの仕事をがんばってくれ。私もがんばる!
たしんに救出された
マック
本当に、お世話になりました。滅茶苦茶、楽しかったです。この二日間、特にTijuanaでは、あまり笑わないタイプの人の4、5年ぶんぐらい笑ったのではないでしょうか。極めて健康に良かったと思います。
パスターの分かりにくい地図(最終的に走ってるパトカーを止めて道を訊いた時、お巡りさんに”This map doesn’t make whole lotta sense”と言われた)で迷いまくり、指定されたグリーン・カードの隠し場所にブツが無くて、顔から血の気が引くのを実感し、となかなか大変でしたが、あの炎天下、3時間半、待ってたパスターの方が、ずっと大変だったでしょう。適度なトラブルがあった方が旅は面白いものよと思いつつ、パスターの車を走らせていたら、ブルーハーツの「情熱の薔薇」の一節、「なるべく小さな幸せと、なるべく小さな不幸せ、なるべくいっぱい集めよう、そんな気持ち、分かるでしょう」を思い出して、鳥肌が立つほど楽しくなりました。
どうもありがとう。満喫したっす。教会の皆様方、静岡の皆様方にもよろしく。
わしらの笑い声は早朝のレボリューション通りに響いたことでしょう。今度はプロレスだな。
またいらっしゃい!今度は家族で!
こんばんは。始めまして。たしん後輩の k_wannaです。
たしん先輩に、小学~高校まで大変お世話になりました。
tashin先輩には、俺来月からアメリカ行くから、と乗っていた YAMAHA のSaliant を気前良くもらい大変感謝しています。(多分本人も松浦輪業で中古で買ったものではないかと推測していますが・・・)それから、かれこれ20年の月日が流れてしまいました。それを思うと少し熱くなります。
これからもたしんさんとつるんで楽しんでください。
k wannaさん
はじめまして。
たしんの後輩なんですね。今でも交流があるっていいですね。私もたしんとはYAMAHA のSaliant をk wannaさんが引き継いだ頃からのつき合いです。いつかこちらにもいらしてください。
ご返答ありがとうございます。たしんさんは、”無鉄砲”ではないですが、間違いなく”破天荒”です。字を見るとすごいですよね。「破って天を荒らくれさせる」といったところでしょうか。辞書には・・・[名・形動]前人のなしえなかったことを初めてすること。また、そのさま。となっていました。
まさに前人のなしえなかったことをして、県民の誇りになって欲しいです。僕も何年か前に本土に旅行しましたが、盆暮れ正月以外に連休が取れず、なかなか行けません。(生涯サラリーマン宣言の為)が・・必ずまた行きたいと思います。たしんさんのお店にも行きたかった・・・今後とも宜しくお願いします。