当地にて子供達とその周辺を観察していて感じますことは「個性をのばそう」というようなことを聞くことがないということです。そのようなスローガンをあげるまでもなく、そもそも、最初から一人一人の容姿が違うし、考え方も違うのだから、あらためて個性云々を言う必要はないようです。そのような環境ですから、自分の考えをまとめ、それをどのように相手に伝えるのかということが教育の中心にあるように思います。
本田圭介というサッカー選手がいますが、彼の言動を見聞きするのを楽しんでいます。彼の前提は「人の意見は互いに違って当たり前」であり、そのような異なる考え方が行き交うことによって、最善のものが生れるという確信に立つゆえに、監督であっても、チームメイトであっても、たとえそれがぶつかり合うような意見でも、自分の考えを伝えることを臆しません(実際、この姿勢でないとオランダやロシアでは闘えないのでしょう)。
「わたしはあなたの言っている意見に反対です。しかし、そのことを言うあなたの自由をとても大切なこととし、あなたのその権利を私は守ります」
こんな言葉が当地で暮らしているうちに骨身にしみてきたようです。
マック