「飛行機に乗っていて緊急の病気になったら、機内に医師がいても誰も助けてくれないらしいよ。万が一の場合、その医者が訴えられるから」。アメリカに住んでいる方なら一度はこんなことを聞いたことがあるかもしれません。そう、この国は訴訟社会であり、とんでもないことで訴えられたなんて話はいくらでもあります。
先月、搭乗したサンフランシスコ発、仁川行きの機内でのこと・・・。離陸して5,6時間経ってからでしょうか、機内アナウンスがありました。「もし、お客様の中で医師の方がいましたら助けていただけないでしょうか。ただいま、機内にて気分を害している方がいます」
振り向くと私の斜め後方の人が通路に横たわっており、その周りに数人のスチュワーデスが取り囲んでいました。その方はピクリとも動かず、緊迫した雰囲気が伝わりました。アナウンスするとすぐに医師が一人、また一人と集まってきて、数分のうちに3、4人となり、限られた医薬品や酸素ボンベのようなものを駆使しながらの治療が始まりました・・・。そのような状況で二時間ほどが過ぎたでしょうか、横になっていた方も意識を取り戻し、命に別状もないようで、安心しました。
私はかつて一瞬でも「そうか、緊急の場合でも医師は来ないのか」と思ったことを悔い改めました。ボストンでの爆破事件や大統領や議員宛てに送られた毒物封筒の件等、心痛むことが起き、互いに疑心暗鬼に陥ってしまうような私達の世界ですが、善良な人達は私達が思う以上に周りにたくさんいると信じています。
外は快晴!さぁ、今日も顔晴りましょう。
マック
追伸:ブログ開示後、M師匠よりこんな法律を教えていただきました(恥ずかしながら、私はこの法律を知らず、勉強になりました)。名前がこれ以外には考えられないというほどにいいですね!まさしくこれぞ、イイネ!