崖っぷち

先日、サヨナラヒットを打ったトロント・ブルージェーズの川崎宗則選手のヒーローインタビューを見て、昔を懐かしく思いました。

 

18歳でアメリカ、テネシー州の田舎町の大学に入学した私は全く英語が話せませんでした。どのクラスに行けばいいのか、授業に出ていてもチンプンカンプン。宿題が何なのかも分かりません。大学には日本人はおろか、アジア人もいません。当然、そのままいけば完全にそのクラスは落とします。

そう、入学初日から崖ぷっちに立ちました。でも、この崖っぷちがよかったと思います。崖っぷちですから落ちたら終わります。終わらないために必死に色々考えます。恥ずかしいとか言っている場合ではありません。まさしく、ここを去るか、それとも残るかということが突きつけられたからです。

TUSCULUM

そこで考えついたことは、言葉を話さずとも自分を表現することができるサッカーチームに入ることでした。そこで振舞った自分の姿はまさしく、あの川崎選手のそれだったのです。当時の私もあの川崎選手と同じようなことを叫んでいました(日本のヒーローインタビューで、あれはしないでしょ 笑)。こけずともいいところでこけたりして、笑いを取ったり、おちゃらけていました。そして、やがてチームの中に自分の居場所を見つけ、少しづつ英語も理解していきました。あの時のチームメートとは今も交流があります。

今も英語は分かりません。でも普通に暮らすことには不自由はありません。若い日本人留学生から時々「どうしたら英語が話せるようになりますか」と聞かれますが「崖っぷちに立つことだよ」と答えます。ちょっと厳しいアドバイスですが、本心です(笑)。

マック

追伸:昨年、イチローを追いかけてマリナーズに入団した川崎には少しがっかりしたのですが、今、日本人がいないところで必死にがんばっている彼には以前から注目しており、活躍を期待しています。

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崖っぷち」への2件のフィードバック

  1. 確かにパスターを近く知る者達は最初のセメスターの4ヶ月でかなり逞しくなったのを実感せずにはおれなかったね。
    最初はユージローさんがトランスファーしてくるのを心待ちにしてたのに、ユージローさんがやってきた頃には同胞の精神的サポートを必要としているようには全然、見えなかったもんな(笑)。

  2. たしん
    懐かしいな。もう26年も昔の話だって信じられるかい。あの「テネシーでの生活」を考えると「カリフォルニアの生活」はありがたいだけで、なんの苦労もないな(笑)。こういうのを「経験」っていうんだろね。

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