福島第一原発から放射性物質が漏れ出しているということが伝えられた後、「風がどちらに吹いているか」ということがすぐに私達に伝えられました。確かに誰もがまず頭に浮かぶことです。
最近、よく「風評被害」という言葉を聞きます。大辞林によると「事故や事件の後、根拠のない噂や憶測などで発生する経済的被害」と書かれています。
自然界の風向きを変えることは私達には難しいことかもしれません。しかし「風評」という風ならば、私達にも何とかできるはず。この二週間で私達は今まで聞いたことのない「数と単位」というものを知りました。その中には膨大な数字でありながら、単位如何では騒ぐほどのないものもあります。そのような未知の数字と単位に出会うと、私達は「とんでもないことが起きている」と思ってしまいます。でも、そこでグッと踏みとどまって、冷静にその数字がどんな意味を持っているのか、詳細を確認しましょう(メディアは「事実」を子供でも分かるように噛み砕いて、具体的に私達に伝えてください)。
人が人に何かを伝える時には、だいたい「尾ひれ」がついて次の人に伝わります。これが風にのって拡散し、どんどん大きくなって「恐れ」を私達の心に届けます。その被害は経済的なことだけでは収まりません。被災地は既にとてつもない被害を受けています。これ以上の「被害」を私達が生み出すのはやめましょう。
またまた自戒です・・・。
マック
追記:今はインターネットの普及により、アイダホ州でつぶやかれた風が、日本で暴風となることも可能となりました。気をつけましょう。