ハゲタカ

NHKの「ハゲタカ」というドラマを興味深く観ている。

「失われた10年」といわれたバブル崩壊後に外資系会社から日本に遣わされ、日本企業を次々と買収していく鷲津という男。その有無を言わせない徹底した合理的なやり方に、人は彼らのような者達を死肉に群がる「ハゲタカ」と呼んだ。

そして、それとは対照的に合理的な買収に踏み込めないでいる日本の大手銀行に勤める芝野という男。理想と現実に悩みに悩んで彼の出した結論は、自ら身を引くこと。辞職願いを手にして言った言葉は「自分の人生に言い訳をしながら生きていくには、その余生はあまりにも長すぎる」。

次週が最終回で、その結論は分からないが、最後のエンディングに流れる歌がこのドラマのメッセージを既に物語っているように思う。

あなたがたは自分のために、虫が食い、さびがつき、また盗人らが押し入って盗み出すような地上に、宝をたくわえてはならない。むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また、盗人らが押し入って盗み出すこともない天に宝をたくわえなさい。あなたの宝のある所には、心もあるからである」。 新約聖書:マタイ6章19節-20節。

資本金ゼロ、ヘッドハンティングなし、合理的な戦略なし、2000年間、伝える内容に変化なし。しかし、世界を変えてしまったジーザス。

全てのことが試みつくされてしまった感があるこの世界、最後に全ての夢想の霧が全く消えた時、この方が一人立っているように思えてならない・・・。

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ハゲタカ」への2件のフィードバック

  1. エンディングの歌詞にいってみました。
    宮沢賢治の、「アメニモマケズ カゼニモマケズ」を読んだ時の印象と、重なるものがあった。詩は、もう覚えてないんですが。。。。
    雨にも、風にも・・・人生で出会う様々なことを受け止めて、自分の歩く道を、一歩一歩踏みしめて、地道に?生きていこう、というかんじ・・・「ソウイウモノニ ワタシハ ナリタイ」。

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