とても興味深く、注意深く、読みました。「過酷現実に耐えぬ虚妄の営為」などと手厳しい言葉が書かれていますが、ボンヤリしていた311以前の私達の営みを鋭く指摘していると思います。
本文中、内村鑑三を「心を正しい位置に置いた人」と評し、内村が札幌農学校(現、北海道大学)を首席で卒業し、40巻もの著作を記したにもかかわらず、自身を「自らには、学才はない、徳才すらない」と言ったということが記されています。そう、内村こそ古典中の古典、The Bookと呼ばれる聖書(バイブル)に四つに取り組んだ人でした。
東海地震の発生確率87%とか、原発の建物構造については専門家に任せて、こんな時こそ、大変な自然災害、人災に直面した人間、ヨブの生涯が記してある「ヨブ記」や、群を抜く賢者でありながら、それらの知恵なぞは風をとらえるようなもの、むなしいものだと言い切ったソロモンの書などを、しっかりと読みこむ人達が必要です。
「主をおそれることは、知識のはじめである」 箴言1章7節
マック
追伸:なぜ新保氏が床に散乱する本を見て、それらが実につまらないものに見えたのか、その答えは上記、ソロモンの書、すなわち「伝道の書(「コヘレトの言葉」とも呼ぶ)」に記されています。聖書中、この書は解説書なしで、生まれて初めて聖書をとりましたという方でもご理解いただけるかと思います。