Geroge W Bush: 言わずとも知れた米国同時多発テロ時の米国大統領。
Rick Warren: オバマ大統領就任式で祈祷を捧げたサドルバック教会主任牧師。
この二人が対談をするが行ってみないかというお誘いを受けた時、何か収穫があるだろうと、直感的にすぐに行こうと思いました。誘ってくださったのは加州の西郷さんこと、Rick Warren師と共にサドルバック教会に仕えているDave Hollden牧師。
待ち合わせの場所に行くと、ニコニコした師が私を含め四名の者達に(二名のベトナム人牧師と私とZ師)チケットを手渡してくださり、曰く、これはVIP用だから特別な入り口から入るとのこと。おかげで長蛇の列をスルーし、たやすくメイン・チャペルに入ることができました。シートナンバーを探していくと、対談が行われるセットの目の前二列目の席。私はサドルバック教会外の者で、会場最後尾の末席でも御の字だと思っていたのですが、なんたることか!共に座ったZ師と「俺達は本当にここにいていいのか」と・・・。Dave師もそれを友人や家族にあげればたいそう喜ばれたことかと思うのですが・・・(数千人収容のチャペルは満席、入りきれない人達のために他集会場でもモニターを流していました)。師は私達に惜しげもなく最高のものを手渡し、いつものように豪快に笑いながら去っていきました。この方はスケールが違います。おそるべし、加州の西郷さん・・・。おかげで両氏の表情までしっかりと見ることができました。
対談を通していくつか教えられたこと。まず、第一に一時間半の対談の中でブッシュ氏が一番、感情をこめて話したことは911の直後に小泉純一郎氏がブッシュ氏に電話をかけ、「共にフリーダムのために戦おう」と言ったということです。父ブッシュは19歳の時、日本と戦ったということに触れ、その日本が今、アメリカと共にフリーダムのために戦っているのだということに触れた時には、会場が割れんばかりの拍手で包まれました。この対談でブッシュ氏が度々触れていたキーワードはこの「フリーダム」であり、これこそがアメリカ人が最も大切にしている言葉なのだということをあらためて確認しました。このキーワードと共にアメリカを見ると、複雑に思えることも、とても整理されて見えてきます(フリーダムは常に両刃の剣なのですが・・・)。
二つ目のこと、それは米国史の重要な転換期に居合わせたこの二人を見る時に、俗にいうオーラなるものが見えるのだろうかと興味深く思っていたのですが、ブッシュ氏はきわめて気さくで、テキサスの田舎町のダイナーで、野球の話で盛り上がりそうな方でした。リック師は時おり脱線してはじけそうになるブッシュ氏の言葉を、どうにか牧師らしく、軌道修正しようとしている様を見るにつけ、これまたとても身近に感じる方でした。すなわち両者とも私達と全く同じ等身大の人間。このことは頭では分かっていたのですが、それを間近に確認することができたことは、人の地位に関係なく祭司としての役目を司らせていただく者としては、とても意味のある体験でした(私達が本当に恐れるお方は神だけです)。金八先生ではありませんが、「彼も人なり、我も人なり」ということです。
三つ目のこと、それはリック師が何度も指摘していたことなのですが「ブッシュ政権において最も評価されること」は911以降、一度も米国が他国から攻撃されずに守られたということ。そう言われればその通りで、この言葉を聞きつつ、ブッシュ氏も満足していたように見受けられました。ブッシュ政権は完璧なものではなく、成し遂げることができなかった多くのことがありますが、先に書きましたようにブッシュ氏にとって「米国民のフリーダムを守る」ということが最重要とされていたことの結果が、リック師の言う、米国民が感じている政権への評価となったのでしょう。そこから学んだことは一人のリーダーが成し遂げられることはあれもこれもではなく、多くの場合、そのリーダーが一番、大切にしていることは達成されるが、その他のことは達成されないことが多々あるということ。そのことはブッシュ氏自身も自分で気がついており、その自分の限界を受け入れているようでした。
終始、ブッシュ氏はご機嫌。途中、何度か入る妨害者の雑音もジョークで交わし、会場は幾度となく、爆笑に包まれました。いやはや、この対談はまさしく「人間劇場」でありました。
マック
人の上に立つリーダー、特に国のリーダーとなると、何もかもに期待をされ、当然すべてを成し遂げることはできないのですから、出来ないことに批判を受けますよね。
でも、たとえアメリカ大統領だって、日本の総理大臣だって、所詮は人間。
すべてのことを司り可能にされる方は唯一、全能の神様だけ。
そのことを踏まえて人間のリーダーについて行けばいいのでしょう。批判するのは簡単だけど、理解して、助けていくということはやはり謙遜を与えていただかなければ出来ないですね。
この対談を見ていてリーダーにはユーモアのセンスも必要だということ教えられました!
それにしても、特等席で対談を見られたパスターマックとパスターZ,何十年か後に是非アメリカ大統領と対談してくださいな!(笑)
たべすぎさん
現役の時は大変なプレッシャーだったことかと思います。昨晩はとてもリラックスしていました。まさしく重い荷がおりたんですね。
ユーモアに関してはリック牧師もリーダーシップとユーモアについて聞いていましたよ。絶体絶命、深刻極まりない状況に必要なのはユーモアなんですね。