フーテンの寅さん、かってこんなことを言っていました。
「例えばだよ、俺がイモ喰ったらお前がプッと屁をこくかい?こかねえだろ」
のっけから「屁」なんて下品な言葉をごめんなさい。寅さんを愛するN師は、この言葉をして、この一言は見事に「個」というものを説明している言いました。
とかく人の目が気になる私達。それは大切なことでもありますが、その目が私達の可能性というものを削いでしまっていることは否めません。「こかねえだろ」と言った寅さんのようなキャラは日本映画の中に見出せません。
渥美清:少年時代からの旧知の仲であった永六輔の言葉によると、ある時、渥美が歩道の鎖を盗み、それを売ろうとして警察に補導された事があったという。その時に「お前の顔は、個性が強すぎて一度見たら忘れられない。その顔を生かして、犯罪者になるより役者になれ」と刑事に言われたことによって、役者を目指すようになったということである。
1996年8月4日、転移性肺癌のため死去。渥美は亡くなる直前に病床で洗礼を受けていたことが明らかになっている。
時代は変わって今から2000年前、ガリラヤ湖畔。ジーザスの弟子ペテロは自分の仲間の行く末が気になり、ジーザスにこう聞きました「主よ、この人はどうですか」。その問いかけに対してジーザスは「・・・あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに従ってきなさい」(ヨハネ21章21、22節)と言われました。
とかく人の目が気になる私達。それは大切なことでもありますが、その目が一人の個として神の前に立つべきことを難しくしていることも否めません。ジーザスをして「あなたはわたしに従ってきなさい」と言わしめたペテロのようなキャラは聖書の中にはいません。
ペテロ:情熱的であるがゆえに、多くの失敗を犯す。言い訳不可能な大失敗を犯した後、それでもジーザスに「私を愛するか」と三度問われ、同時に「私の羊を養え」とも三度語られ、彼は後の人類に多大なる慰めと勇気を与えていく。
伝承ではAD67年、ローマ帝国、ネロの迫害により、逆さ十字架にかけられて殉教したとされている。
マック
追伸:人生はただ一度。後にも先にも「あなたという人」はこの世界に存在したことはありませんし、これからもないでしょう。
記念すべき映画化第一本目、江戸川のほとりの掘建て小屋での博とのサシの話し合いの中での台詞だわ。あのやりとりでの博はホントに気の毒だよ。
たしん
よく観ているな~。文中のN牧師は「寅さんとキリスト教」について、レクチャーができます。いつか聞いてもらいたいねぇ~。