不思議な島のフローネ

アニメ「不思議な島のフローネ」をご存知だろうか。フローネという少女とその家族が無人島で助け合って自給自足の生活をしていくという物語だ。大きな木の上に家を作ったり、ゴムの木から靴を作ったり、それはそれは楽しい番組だった。

そんな生活に憧れて、小学校時代の私は授業中いつも、もし自分が無人島に流されたら、ああしようとか、こうしようというようなことを考えていた。このイマジネーションが本当に楽しかった。当然、授業は何も聞いておらず、先生からは「大倉君は何を考えているのか分からない」と言われ、放任主義の母親もあきれ果てたのだろう、次の学期に成績を上げないと、大切に飼っていたダックスフンドのラブを手放すと言い出した。私は生まれて始めて、それを聞いてハチ巻を作った。そして黒いペンで大きく「ラブを救え」と書いた。

小さな頃の私の頭は何かをイメージする情熱で満ちていた。これはお金がかからないし、考え方次第で世界中のどこにも行くことができるのだ。楽しくないはずはない。

今、欧州のプロチームでサッカーをしている中田英寿とか中村俊輔という選手がいる。彼らがなぜ世界で認められたかというと、彼らの技術もさることながら、彼らにはボールの動きに対してのイマジネーションが豊富にあったということにつきる。彼らがイメージどおりにゲームを支配している時、彼らにとって試合は競争ではなく快楽となる。

小さい頃、空き地に仰向けになり、流れる雲をいつまでも眺めていた。一つの雲が色々な形に見えてくる。少年だった私のそれはゴールデンタイムだった。そんな時を今も大切にしたい。ここから楽しいことが始まるのだから。

はじめに神は天と地とを創造された」。創世記一章一節

この神様は相当にユーモアに溢れていると私は思う。

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