37.8℃の収穫

Untitled_2 英語で「船舶」は女性名詞で呼ばれる。この帆船、Star of Indiaはそのような意味では、インドの老貴婦人ということにでもなるだろうか。
彼女は1863年に完成し、その後その名の通りインド、イギリス、ニュージーランドと世界の大海原を帆走してきて、今はここサンディエゴ湾でミュージアムとなって余生を過ごしている。しかし、現役を引退したわけでもなく、今でも定期的に出航しているということで、そのような帆船としては世界でも最も古いものらしい。
昨晩はこのおばあちゃんの元で一晩を過ごすべく、長男が寝袋をもって出かけてきた。食事を自分たちで作り、船員達がおもしろおかしくセイラーの生活を体験させてくれたという。底冷えする船底で眠れぬ夜を過ごし、夜中にたたき起こされ、くたくたになって今朝、帰ってきた。
よほど疲れたのか昼から夜まで爆睡、そして現在、発熱37.8℃(セイラーはいつも変化する天候や不測の事態に対応しなければならないもの。その体験がこのプログラムの趣旨らしいので疲労困憊・発熱というのは、ある意味、存分とこの授業を体験したということなのだろう)。
地球上に存在するいかなるな人間よりも長く、この世界を見つめてきたインディアおばあちゃん。その懐に包まれて、その船に生きた人間達の息遣いを感じてくれたら、それは37.8℃の収穫というもの。少年の話を聞きながら、あの名作「Dead Poet Society」の有名な一場面を思い出しました。
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