This is THE BEST BAD IDEA We have !

月曜日のオフに長男と映画「Argo」を観てきました(この映画については既に銀幕同盟のM師匠たしんがそれぞれブログに書いています)。

映画は1979年、暴徒に占拠されたテヘランのアメリカ大使館から逃れ、カナダ大使公邸に匿われている六人のアメリカ人を救出するためにCIAがハリウッドを巻き込んで嘘のSF映画「Argo」の撮影と称して工作員をイランに送るという、実話に基づいたものです(1997年にビル・クリントン米元大統領がこの人質救出作戦を機密解除したことによって明らかにされました)。

映画の中ではこの前代未聞の作戦に業を煮やした米国政府が人質救出のために特殊部隊を派遣しようとする場面がありますが、確かにその強行的な方法こそが誰もが考える従来の順当な救出作戦です。映画の中で「他にいいアイデアはないのか」と司令部にたずねられたCIAの職員が「This is THE BEST BAD IDEA We have」と答える台詞が出てきますが、まさしくこの一言にこの映画の最も大切なメッセージが込められています。

イラン革命の只中、米国の威信をかけて米国民を救出しようとしたこの奇想天外で破天荒な作戦は、冷戦時代に米国の威信をかけて打ち上げた『アポロ13』の事故からの帰還にも共通するものです。あのアポロ13が宇宙で致命的な故障をした時にヒューストンのNASAから出された指令は、船内にあるボール紙やビニール袋をガムテープで貼り合わせて事故で失われた部品を作り、修理して地球に帰還せよという、これまた前代未聞のもので、実際にこの試みによってアポロは無事に地球に帰還したのです。はたまた飛躍しますが侍達が「攘夷」か「勤皇」かと二つの思想の間を血走っていた日本の幕末時代に、坂本龍馬は『大政奉還』という、これまた誰も考えつかない第三の道を示し、あの300年続いた徳川幕府の歴史を無血で終わらせ、明治という新しい時代の扉をこじ開けたのです。

このように国家的な危機に前代未聞の策を示すことができた者達がその危機を救ったということを思います時に、今の時代に必要な人も「あれか、これか」というような前史を踏襲するような策を出す人ではなく、第三、第四の考えを出すことが出来る人ではないかと思います。

マック

追伸:『だれがわれわれの聞いたことを信じ得たか』(イザヤ53章1節)。宇宙史上、他の追随を寄せつけない人知を超えた出来事は「クリスマス」「カルバリ」「イースター」という神の壮大な計画によるものでした。

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