『わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いはあなたがたの思いよりも高い』イザヤ55章8節-9節
NHKで新島八重の生涯をつづったドラマが放映されていますが、ご存知のように、その八重の夫は新島襄です。新島は1864年、海外渡航が禁止されていた時代に国禁を犯してアメリカに渡りました。その密航に協力した沢辺琢磨は坂本竜馬の従兄弟で、この沢辺は彼の故郷、土佐で犯したある事件の訴追を逃れるために、竜馬の助けを得、土佐から逃げ、日本各地を転々とし、函館にたどり着き、当地で日本ハリストス正教会のクリスチャンとなり、後に日本初の司祭となりました。
沢辺の助けを得て渡米した新渡戸は1866年、アンドーヴァー神学校で洗礼を受け、1870年にアマースト大学を卒業しました。このアマースト大学では後に札幌農学校教師となるウィリアム・クラークから科学の授業を受けており、クラークはこの日本人との出会いがきっかけとなり来日するようになりました。
日本の法を犯して渡米していた新島はアメリカ訪問中の岩倉具視に出会い、その語学力が高く評価され、過去の罪が赦免され、岩倉の使節団に追随して、欧米各地をまわり帰国します。時の政府は新島の卓越した能力を評価し外務省でのポストを提示しますが、日本伝道という使命のために帰ってきたという新島はその優遇を断り、今日の同志社大学を建てました。
竜馬なくして沢辺なし、沢辺なくして新島なし、新島なくして同志社大学、そしてクラークなし。神様は私達の世界をいつもこのようにして導かれます。
マック