ここ10日ほど姫の前歯がぐらついていた。彼女はその歯が学校で抜けることを願い、おとといもそれをいじっていたのだろう。彼女の願い通りに学校にいる間に歯は抜けた(なかば強引だけど)。なぜ、学校かって?歯が学校で抜けて、それを保健室に持って行くと、抜けた歯を入れるネックレスがもらえるから。念願叶い、きっと前歯なしでニヤニヤしながら、ネックレスをもらったに違いない。
そして、楽しみはそれだけではなく、その抜けた歯を枕元に置いておくと、眠っている間にTooth Fariy(歯の妖精)が来て、一ドルを置いていってくれるというおとぎ話がある。彼女も昼からそのことを楽しみにしていた。
ところが、その晩私が集会を終えて帰宅すると家内曰く「姫がどういうわけかその抜けた歯を洗面所で洗っているうちに流してしまい、しばし大泣きだった」ということ。せっかくTooth Fairyに見てもらうんだからキレイに洗っておこうということだったのだろう。
泣き疲れたのだろう、寝息をたてている彼女のベットに行ってみると、一枚の手紙が置かれていた。以下、文法上は問題があるけど彼女が書いたそのままの一文。
Dear, tooth Fairy. I lost my tooth. But, It went into the sink. I don’t have my tooth but can you gave me treasure please. I don’t want money. I want something different. I like pink and red. I like Fairy stuffs. What do you look like? Can you show me your picture?
歯の妖精さんへ。わたし歯を失くしてしまったの。その歯が洗面所で流れていってしまったの。だから、わたしは今、歯がないの。でも、お願いだから宝物、もらえない?わたしお金はいらないわ。なにか違うものがいいわ。わたしはピンクと赤が好きなの。わたしは妖精のグッズがいいわ。あなたはどんな姿をしているの?あなたの写真を見せてもらえないかしら。
下水に流しておきながら、それでも食い下がり何が欲しいのか細かなリクエストをするその大胆さは、明らかに日本人であるあなたの父母にはないものです。でも、それぐらいの心意気があるのなら、どこの国に行ってもたくましく生きていくことができるでしょう。
一夜明けて、昨日の朝、彼女の枕元には「From Japanese Tooth Fairy」と書かれた手紙と「ピンクと赤」の和紙で作ったノートが置かれていました。
彼女の一日は、前歯なしのニコニコ顔で始まりました。
「求めなさい、そうすれば与えられるであろう。そして、あなたがたの喜びが満ち溢れるであろう」 (聖書:ヨハネ16章24節)
マック
追伸:その朝、「The Japanese Tooth Fariy」は何事もなかったように、キッチンでせっせと玉子焼きを焼いていました。
ああ、なんてかわいらしいのでしょう!うちのケンも、一度抜けた歯をシンクで洗っている時に流してしまい、大泣きしたことがありました。
それは、私と主人がシカゴVIPクラブでセミナー奉仕をさせていただいていた最中の出来事で、ちょうどセミナーが終わった頃、子守りをしていた娘から主人の携帯に電話が入り、「ケンの歯が抜けたんだけど、シンクに流しちゃって大泣きしている…」と。可哀想だけど大笑いしてしまいました。
うちに来るTooth Fariyは、最初の頃は小さなぬいぐるみとかおもちゃのお化粧セットなどを置いていってくれましたが、子供たちの歯があまりに次から次へと抜けるため(だって、全部で20本×4人ですよ!笑)、予算がきれたのか、今は1ドル札を置いていくだけになりました。(笑)
さいきん、気がついたことがあります。マック先生のご家族をねたにしたものを見たあとは、どうも笑いじわが増えたような・・・。今後もまた続けようかどうしようか・・・ウ~~。それにしてもKana ちゃんかわいいですね。
Tooth Fairyのお話は初めて知りました。素敵な妖精さんがこの国にはいるんですね。もう一度私も子供に戻って、妖精さんからドキドキをもらいたいと思ってしまいました(笑)。
お姫さん、なんてかわいらしいんでしょう!読んでいて、笑った顔が元にもどりません。きっとマック先生もお話を聞いて思わず微笑んでしまったことでしょうね。
はちこさん
そうですか、ケン君も流しましたかー。けっこう、皆同じ事を考えて、同じ失敗をして、同じように涙するんですね(笑)。
確かに20本は先の長い話です。気長に付き合わなければこちらがもちませんね。
powayさん
いつもご愛読ありがとうございます。
「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」をモットーとしておりますので、ご承知の上、これからもお立ち寄りくださいませ(笑)。
T妻さん
ドキドキした気持ち、忘れたくないですね。ある部分では私達も少年少女でありたいものです。
そちらはHちゃんがこれから楽しみですね。私も楽しみにしています。