ホジマール・トッキーニョ。
「銀幕腕十時」のたしんが、先週、もたれた彼のUFS 142 RIO の試合のビデオを教えてくれました。久しぶりに見た肉体がかつてより一段と大きくなり、その表情も引き締まったように思えました。
MMA Full Fight Video of Mike Massenzio vs. Rousimar Palhares in a Main Card Middleweight Bout @ UFC 142 RIO
妥協なき修練をし続けきたのであろう、それが一目で分かる切れ味ある男の姿を見ることができるのは、同性でありながらも本当に嬉しいことです。この年になってさすがにアイドルを追っかけるというようなことはしませんが、心ひそかに今頃、どこで何をしているのだろうかと思うことがありましたし・・・。
この男とのつき合いはこの時からで、彼ならいつか頂きに立つことができると信じています。たしんに、これまでのアップデートとこれからの展望を聞いたところすぐに返事がありましたので、本人の了承を得て以下、そのまま掲載させていただきます(すぐにこのような返事がかえってくるたしんにも脱帽です)。
あの「両足タックルに行って両足をキャプチャーした時点で前か横にドライブしていくんじゃなしに引き込んで浮かせて足関節を取る」という技は普通は考えつかないし、よっぽど反復練習をやり込んだ自信がないと絶対に試合では出せない。解説のジョー・ローガンは「世界最高レベルの足関の使い手はトッキーニョと日本の今成の二人だ」と言ってたけど、トッキーニョのキレと比べれば今成はかなり見劣りする。
トッキーニョはあのヒールホールドでUFCデビュー戦以来二度目のSubmission of the Night($65.000ボーナス)を獲得してUFC戦績7勝2敗。ミドル級の現王者は2006年10月以降、絶対王者として君臨しているアンデウソン・シウバで、次期挑戦者決定戦として行われるのが今月末のチェール・ソネン対マーク・ムニョス。ソネンはこれまでで一番、アンデウソンを追い込んで最後の最後に逆転負けを喫した強豪で、俺は90%、ソネンが勝つと思っているし、ソネンが再挑戦した方がムニョスよりも遥かに盛り上がる。
で、トッキーニョは今回の勝ち方がパーフェクトで現在、三連勝中なので、次戦で大物と当てられてスッキリと勝てばその次でタイトル挑戦も現実的になってくるんだけど、挑戦の時点でのチャンピオンがアンデウソンならかなり厳しい。ソネンならタイプ的にイケルと思う。
タイトル挑戦に繋げるという点ではトッキーニョの次戦の相手はマイケル・ビスピングが一番、理想的なんだけど、ビスピングは去年の暮れにKO勝ちを収めてから今のところ次戦の予定が発表になっていないので可能性は決して低くはない。イギリスの英雄・ビスピング対トッキーニョならロンドンかマンチェスターでのPPV大会で堂々とヘッドライナーになれるだろう。それと、アンデウソンはトッキーニョほど背の低い相手とはもう7年以上やってないから逆にやりづらいかもしれない。
たしんがトッキーニョの相手について固有名詞をあげて書いてくれていますが、私はその相手のことを知りませんので、よく分かりませんが、とにかくただごとではないことは分かります(笑)。ということで私も興奮し、落ち着きを失い、椅子から立ちあがり、それとなくシャドーボクシングなんかを初めました(恥笑)。
よぉ~し、突貫ボーイ、このまま突き進め!
マック