ブラジルのマナウスで日本語学校の教師をしている親友が昨日から我が家にステイしている。あちらは夫婦+3人の子供、そしてこちらも夫婦+3人の子供ということで、我が家はそりゃーもう幼稚園保育園満員電車合宿所遊園地夏期学校状態なのである。
マナウスはアマゾンのジャングルの入り口にある町。陸の孤島ともいえる場所なので、とにかく色々と不便も多いらしい。特に日本食事情というものがよくなく、今回の訪米も日本食の買出しということが大きな理由の一つらしい。
食にまつわる色々な苦労話を聞いてしまったら(たとえば日本の煎餅が貴重で、煎餅2枚が大切そうに日本人教師の間で配られている等・・・・)、やっぱり同国人として「日本食食べ放題」に連れて行くしかないだろうという思いが強くわき上がり、今晩早速皆で繰り出してきました。このような場合、こちらは食べるというよりも、彼らの嬉しそうな顔を見ているだけて嬉しいものです。
思えば20歳の頃、アメリカ南東部にあるテネシー州の田舎に住んでいた私はアメリカ大陸をドライブで横断してロサンゼルスにある同じ系列の店に来たのを覚えています。それまで毎日、ハム、ベーコン、マッシュポテト、シリアルで生きていた育ち盛りの日本の男が、このレストランの中に入ってしまったらどのようなことが起きるかということは、想像がつくはず。それこそ、喉元まで詰め込み、サンタモニカの海岸で取り返しのつかない後悔と共に呻いていたのを覚えています(あの日から同じような境遇にいる人は、ここにつれて来るのだという天命を受けているように感じるのですー笑)。
聖書の中にはGODが力なく落ち込んでいる人に対して、食を提供して励ましていることが記録されていますが(こういうところ、私はとても感銘を受けるのです。さすが肉体をもった人間の本質を見極めておられると)、彼らも元気つけてマナウスでの働きにまた戻って欲しいです。
「起きて食べなさい。道が遠くて耐えられないでしょうから」 列王記19章7節
マック