人種を超えて共有する悲しみ

何度も書いていますが、私の息子の空手の先生はイラク生まれ、イラク育ちのイラク人であり、息子はアラブ・コミュニティーのど真ん中で、アラブ人に囲まれて空手を習っています。それが理由でこの道場を選んだわけではなく、選んでみてその環境のことが少しづつ分かっていったのですが、私は息子のためにも、また私個人としても、この環境がとても気に入っています。そして、今も、その町のスタバからアラブ語の会話を聞きながら、これを打っています。

そのアラブ人コミュニティーで俗に言う「HATE CRIME」の可能性のある殺人事件が先週、起きました。35歳で五人の子供をもつイラク人女性が「国へ帰れ、このテロリストが!」というメモとともに撲殺されたのです。

どんな人種であれ、愛する妻が、母が、子が殺されれば想像を絶する悲しみが残ります。その思いはたとえ宗教や文化は異なっても、それがアメリカ人であろうが、イラク人であろうが、日本人であろうが関係なく、肌や言葉の違いを超えて私達が共有できるものです。互いに親密なこの町のイラク人コミュニティーにも、この事件は大きな悲嘆を残すことでしょうし、今だ捕まっていない犯人に対する恐怖と憎しみが残ることでしょう。

この時も、息子は先生から稽古を受けています。三年前に先立たれた奥様のことを今もそのウエブサイトのトップにおいているような愛妻家、日本に恋をしているような先生の悲しい顔を私は見たくありません。

マック

追伸:奇しくも色々な事情があって、上記事件記事の中に出てくるサンディエゴ、イスラム団体のスポークスマンのハニフ・モヘビ氏と個人的に今週、木曜日に会うことになっています。この度の事件について、そして彼らが感じている思いを聞かせていただきたいです。彼らはこの時のビデオでマンザナ日系人強制収容所へ行っていた主催者です。彼らの活動は偏見に苦しんだ者達へ、偏見に苦しんでいる者達からの心なのだと思います。

 

 

 

ちとひとやすみ、SDウォーカー

デイオフ。

二年間、コミットしてきた妻の図書係りの任期が終了したということで、ささやかな“おつかれさまランチ”へ。場所はYさんから聞いたTJ OYSTER BAR

イメージとしては海沿いにあって(実際は海沿いではないのですが)、漁師さん達が帰港して、ちょっと立ち寄っていくような、こじんまりとしたメキシカンの食堂っていう感じ。値段もリーズナブルで美味しく、リピーターになりそうです。特にオイスター・タコス(あまり見かけませんよね)や一ドル!のフィッシュ・タコスはアツアツでおすすめ。久しぶりにいただいたライムを搾った生牡蠣もなかなかの美味でした。

 2012-03-19_12-29-31_249 2012-03-19_12-27-01_460 2012-03-19_12-41-00_820

マック

追伸:プラス、昨日、M家から教えていただいた噂には聞いていた教会近所のピザも最高でした。ありふれたペパロニやソーセージはなく(えらい!)、オリジナリティーにあふれており、お姉さんがブンブン、ピザ生地をまわしているのがなんとも頼もしく感じました。こちらはまたいつか写真と共に公開しましょう。

What a wonderful world!

今年もやってきました、サンディエゴ・コロナド・ハマグリ・フェローシップ。二月だっていうのに、本当に決行しちゃっていいの?と迷いつつも、キラキラ光っている海を見れば、そりゃ突進します。しかしながら、最初の15分の冷たいこと、冷たいこと、体中がジンジンし感覚が麻痺ていましたが、15分を過ぎれば峠は越え、海底から伝わる感触に集中。今日は波が高く、かぶっていたニット帽もサングラスも波にもまれて、全て流されました。

Winter vision clamming 086

今日の相棒のHと波にもまれながら、我らすっかり童心です。我を忘れて没頭する男達の姿を見ると、やっぱり男は狩人なんだなと思います(笑)。今回は少年達もがんばり、一人ももれることなく皆が収穫していました。彼らは「ゴツン」という感触を生涯、忘れることがないでしょう。一度、その手にその感触を感じてしまいましたから、これから彼らは必ずこの海に戻ってくることでしょう。

Winter vision clamming 133

今日の収穫は50個以上!幾つかを炭火の上に置き、醤油と日本酒をたらし、いただきました。言うまでもなく、うまか!です。各家庭が二個以上、持ち帰ることができましたので、今晩は、それぞれの料理で楽しんだことでしょう。

Winter vision clamming 167

Winter vision clamming 174

噛みきれない、どでかハマグリの食感は少年の心にしっかりと刻まれたことでしょう。世界にはiPodよりも楽しいことがいくらでもあるのだ!ということをもっともっと知ってほしいものです。

Winter vision clamming 184

突撃隊、チャプチャプ隊、マッタリ隊、味見隊、井戸端会議隊を含め、50人ぐらいが集まり、一同、天父の懐の広さにあらためて感動しました。ルイ・アームストロングの「What a wonderful world」が聞こえてきそうな実にすばらしい一日でした!

Winter vision clamming 163

マック

 

鵜になります。

鵜昨年に続き今年も、きたる日曜日に鵜飼いではなく“鵜”になります。鵜がその喉に魚を収めるように、ポケットにハマグリをいっぱい詰め込んで、海と陸を行き来し、収穫に励みたいと願っています。

風邪を引いている余裕は全くないのですが(笑)、とにかく気合いで乗りきります、といいつつ、サンディエゴの天気は日曜日だけ肌寒い雨模様。微妙だな~。

興味のある方は鵜まで連絡を!うっ!

マック

追伸:報酬はこちら。

号外!

その昔、「マルカイ」と「ブックオフ」と「日本直行便」がサンディエゴにきたら、あとはもう何もいらないと言っておりました。そうしましたら、数年前、マルカイとブックオフがやってきました。そして、日本時間の15日、JALがついに発表しました、成田ーサンディエゴ直行便!今年12月から来年2月末まで週4便、3月以降は毎日運行!。

これまでロスに飛ぶ飛行機が霧で飛ばずに悔しい思いをした方達、時差でヘロヘロになりながら各地で乗り継ぎを待っていた人達、サンフランシスコ乗り継ぎでレトルトパックの牛丼を没収された人達(わたしのこと)、今晩は色々な思い出を思いおこしながら、雨の夜長をしんみりと過ごそうではありませんか。乾杯!

マック

追伸:JALの広報サイトが書いていますように「年間を通じて温暖で雨が少なく湿度の低い快適な気候は、全米の中でも唯一、パーフェクトな街」にお出でませ。

風が吹きはじめたぜよ。

季節柄、赤を選びました

ちょっと遅れたレポート。

クリスマスを前にして久しぶりに懐かしい“棒のお品書き”を見ました。

2011-12-22_21-19-25_23今回も「この棒の中から好きな色を選んでいいよ」と言われ、前回はピンクを選んだ娘が今回はクリスマスだからということで、赤を選びました。願いがかなったようです(笑)。巻かれている時に「ドクター、ちょっと待って、赤に緑も混ぜてください」とお願いしようかと悩んだのですが、全治六週間ということで一月末まで季節外れのを巻いている娘の姿を想像するとしのびなくなってやめました(笑)。

年末の夜、テレビドラマさながらのERで二人で過ごせたことは貴重な体験だったと思います。色々な人達が次々と運び込まれたり、シャキル・オニールのような介護士にベッドを何度も運んでもらったり、ガ2011-12-22_21-46-46_296ールフレンド同伴のやたらテンションの高い医者に診てもらったり、変形した手首を見ながら、何だかおかしくて二人で笑ったり・・・。

全ての治療が終わり、静かな夜の病院を出、マウンティン・デューで乾杯をして家路につきました。夜のクリスマス・イルミネーションに娘の赤ギブスが映えていました。

マック

追伸:次は何色?(もうやめてけろ)。

年が変わる前に特筆すべきこと

2011年もあと26時間となりました。今年は11月から色々なことが起こり、その間のあれやこれやと書き記すこともたくさんあったのですが、今日まで駆けぬけてきてしまいました。そこで年が変わってしまう前に、その中でも特筆すべき12月2日の倉野博夫兄とプリシラ・クラーク姉の結婚式の様子をアップさせていただきます。準備の期間が短かったのですが、皆で知恵を出し合ってとても素敵な式となりました。

IMGP0808 IMGP1319

自分の親のようなお二人の司式は少し不思議な感覚!「普段着で来て下さい」という何ともアットホームな雰囲気。

IMGP1072 IMGP1208

倉野さんご自身が設計をしてくださった教会の表玄関を最大限に用いたレセプションとなりました。フラチームの皆さん、寒い中、裸足で最高のスマイルをありがとうございました!

IMGP1011 IMGP1219

愛情込められたたくさんの持ち寄りのお食事!プレイズチーム、初の野外演奏!これからもよろしくお願いします!

IMGP0849 IMGP1046

倉野さん、プリシラさん、キリストにあって、いつまでもお幸せに!そして、これからもよろしくお願いします。

マック

追伸:最後は縁の下の力持ちの皆さんとキッチンでの感謝の祈り。皆さんがなんと頼もしく見えたことでしょうか!これから何がやってきても大丈夫と確信できるような瞬間でした。ありがとうございました!

IMGP1346

 

War Horse

War-horse-broadway-movie-poster-2011-1020697742今月25日に全米公開のスピルバーグ監督のWAR HORSEの試写会に子供達と行ってきました。140分の長編で第一世界大戦が舞台なので戦争シーンもけっこうありましたが、馬と人間の友情を描いたいい映画でした。帰りの車の中でも色々な感想を言い合うことができて、淀川さんじゃーないけれど、映画はやっぱりいいなーとつくづくと思いました。子供達には今のうちから映画に親しませて将来、親父の語りにつき合ってくれる下地をつくっておかないとね(笑)。

こちらの映画と共にこの映画の制作にも関わっていましたNさんのご子息のM君の名前も最後のクレジットタイトルに発見!見ている限り、日本名は一人だけだったような・・・。M君、ニッポン人を代表して巨匠、スピルバーグと素晴らしい作品を作ってくれて、ありがとう(ちと、大袈裟か!)。

Kさんには席をとっておいてもらい、バケツ大のポップコーンをいただき、子供達は夜遊び、満喫でありました。Kさん、ありがとうございました!一同、ペコリ。

マック

追伸:こちらにメールアドレスを登録しておくと、映画の試写会の案内を送ってくれますよ。全米、各都市で観れるようです。

The Butterfly Project

  

Dance until you sing. Sing until you laugh. Draw until you smile.

私達の教会のBurton & Katherine夫妻がThe Butterfly Projectを立ち上げ、来年一月から一年間、東日本大震災の被災地でのアート・ミニストリーにコミットし、現在その準備をしていましす。彼らには日本人のバックグラウンドはありませんが、 言葉も文化も違う東北にて、神様が彼らに与えてくださったアートのギフトを用いて被災者の方々の心に少しでもキリストにある安らぎを届けられたらと願っております。どうかこの二人のためにお祈りください。賛同できる方がおりましたらサポートをよろしくお願いします。

マック

 

空を打つような拳闘はしない

私は空手を習ったこともないし、全くの素人です。しかしながら息子の道場に同伴しているうちに色々なことを教えられるようになりました。

 

1)白から始まった帯が、黄色、オレンジ、緑・・・、そして黒となり、その先にも段がある。これは自他共に分かりやすいシステムであり、その道は一つ一つの過程を飛び越えて次には進めないという説得力がある。最近は全てがインスタントの時代。この゛一歩一歩゜はとても大切なことであり、それを体で覚えさせていただくということは、とてもありがたいことです。

2)素人目に見て、きれいだなという型も、先生が見れば、必ず無駄な動きがある。無駄な動きとは焦点のずれた動きで、「突きや蹴りが一センチ高い、三センチ右寄りだ」という類のこと。しかし、よくよく観察していると、それは型の美しさのためだけではなく、そのずれによって、突きや蹴りの力が失われてしまう、だからこの空間のみに打ち込むのだという、既に確立された身体論がその背後にはあるようだ。

意外に思われるかもしれませんが、聖書中のパウロという人も「拳闘」について触れており、その的確、無駄のない言葉を読む限り、けっこう、この世界を知っている人であり、今日的に言うならばUFCなどを観戦し、銀幕腕十字などにコメントを残す人であったのではないかと思うのですが、いかがでしょうか (「いかかでしょうか」って言われても困りますよね 笑)。

しかし、すべて競技をする者は、何ごとにも節制をする。彼らは朽ちる冠を得るためにそうするが、わたしたちは朽ちない冠を得るためにそうするのである。そこで、わたしは目標のはっきりしないような走り方をせず、空を打つような拳闘はしない。すなわち、自分のからだを打ちたたいて服従させるのである。そうしないと、ほかの人に宣べ伝えておきながら、自分は失格者になるかも知れない。(聖書:コリント第一の手紙9章25節-27節)。

万事につき、目標のはっきりしない走り方をせず、空を打つような拳闘はしたくない・・・。ズバンッと決めたいものですが、これがなかなかね・・・。

マック

おまけ:SENSEIは竹刀をもち、それで手足のずれを指摘し、生徒に「うさぎ飛び」をさせます。日本ではもはやお目にかかれない、このような昔懐かしい光景をサンディエゴのイラン人の先生によって、見させていただき光栄に感じております。